楽しくビジネスホテルの客室清掃男子

運動嫌いな僕にとってはジム代わりどころか、健康に身体を動かしてお金まで貰えてしまうのです。

「客室清掃」で気をつけたい「未清掃」

客室清掃の仕事には、細かな決まり事もありますし、限られた時間で10部屋前後の客室を仕上げなければならないので「うっかり」忘れてしまうなどは人間ですから、ある程度は仕方が無い部分があるのですが、「未清掃」には気をつけたいです。

どのホテルでも客室清掃員には配室表などと呼ばれる担当客室の割り当てがありますが、部屋数が多くなってきたり、全ての部屋が「OUT」ではなく「ステイ」の部屋もありますし、簡易清掃の部屋やリネン交換までと清掃内容が分かれていたりします。

また、お客様によっては、チェックアウト時間を少し遅れて退出される方もいますので、それまではドアを開けることなく他の部屋の清掃から開始したりする内に、存在を忘れてしまったり・・・など、要因は様々ながらも「未清掃」が稀に起こります。

これは、新人さんだけではなくベテランさんでもやってしまうリスクがあるミスですので、常に気をつけたいものです。清掃終盤になって気付いて猛ダッシュで1部屋仕上げたので危うい所で免れた、などの事例もあります。

「未清掃」の問題点は「部屋が稼働できない」ので、売上に影響します。代わりの部屋があれば別ですが、満室などの場合には危機的状況です。また、気付いてから急遽、清掃するのですが、確実に「時間外」となり余計なコストがかかりますし、元来の担当者の時間も無駄に過ごしてしまう事になります。

ホテル側も、メイクさんの自己責任、各自の自助努力だけではなく、これらの「うっかり」を防ぐ様々な仕組みを導入していますので、これらを丁寧に踏襲していく事は、これらのミスを防ぐ事に繋がるのだろうと思います。

慣れてくると「いつもの事だから」と油断も出てくるのが人情ですが、僕はあまり自分自身の記憶力を信じていないので、これらのオペレーションを愚直に実施する事で今のところ「未清掃」は出す事なく仕事ができています。他人事では無いので、いつも気をつけたいと思っています。