「清掃」というとネガティブなイメージを持たれる事も多いのですが、ことホテル事業においては「客室」こそが商品であり、商品を作っているのが、客室清掃員です。
そのため、僕のホテルでも「メイクさん」と呼ばれますし、英語でも「Housekeeper」です。支配人も常日頃、
「メイクさん達が商品を仕上げてくれなければ売れるものは無く、いくらフロントさん達が気遣いある対応をしても、売り上げに繋がりません。」
と言っています。
仕事なので、もちろん大変なところもあるのですが、他のパートさん達や客室清掃責任者(僕のホテルではチーフと呼ばれます)も、客室の仕上げには、それぞれのこだわりとお客様に気持ち良く過ごしてもらえるようにとの想いが、垣間見えます。
多分、どんな仕事も同じだとは思うのですが「言われた事をただやって、出来るだけ楽をして、お金を貰いたい」だとなかなか続かないかもしれません。人の入れ替わりも、そこそこに激しい様ですが、向いている人にとっては、長く続けられる仕事だとも思います。
僕のホテルにも、もう何年も長らく勤務されているパートさんも多くいます。僕が勤めるホテルは、地方の小都市のため雰囲気が全体に和気藹々としてるところもあって、チーフや他のパートさんも優しいので、僕も今までのところ、楽しみながら仕事ができています。