楽しくホテルの客室清掃・FIRE男のブログ (ホテせそ)

運動嫌いな僕にとってはジム代わりどころか、健康に身体を動かしてお金まで貰えてしまうのです。

「全国」で働ける客室清掃の仕事。

客室清掃の仕事を始めてから、この仕事なら「全国どこでも働けるな」と思ったりしています。僕はホテルチェーンで働いていますので、全国のどこの拠点でも空きさえあれば、放浪する様に働きながら全国各地で暮らす事も不可能ではありません。

仮に同じホテルチェーンでなくてもビジネスホテルであれば、どこも近しい仕事内容だと思いますし、人手不足はどこも深刻ですから仕事には困らない様に思います。

前職の会社員であれば、全国どこでも仕事があるような職種ではありませんから、働く場所も限られますが、人生何が起こるか分からない時代に潰しの効く仕事についているのは心強い気もします。

客室清掃だけではなくて、飲食チェーン店のアルバイトやコンビニ店員さんも近しい状況だとは思うのですが、客室清掃はその「職人性」に少々の優位性を感じています。

多くのパートやアルバイトは流動性も高いので、短期間での研修で慣れれば仕事が出来たり、困れば人に聞く / 頼るも可能だと思うのですが、客室清掃は「担当部屋のメイク全てを任される」ので一人前になる迄には他のパートやアルバイトよりも少々長く数ヶ月の経験が必要です。

そのため、流動性もそこそこにあるので求人の数も多く、且つ、より「経験者」が重宝される仕事である様には思います。

客室清掃は、各人それぞれに業務時間に対して適切な部屋数や清掃作業が割り当てられるため、協力しながら進めるのが難しい仕事でもありますし、分からない所は聞くにしても物理的な清掃作業を終わらせなければなりませんので、代わるのが難しいのです。

安易に「ベテランさんが新人をフォローする」は当たり前でもなくベテランさんは「自分の仕事を早く終わらせて」から「新人さんのフォロー」になることが多いので、新人が増えれば増えるほど「教育」の負担が増す職場でもあります。

また、3 ~ 4部屋であれば、入社数日の新人さんでも清掃業務自体は可能ですが、ホテル運営を賄う程には1人当たり10 ~ 12部屋程度の担当が必要になりますので、戦力としては全然足りませんし、体力的な理由や時間に追われるプレッシャーで、途中で辞めてしまう人もいますので、皆が皆、続けられる仕事ではなくある程度の適性も必要です。

ホテル運営の戦力になるには2 ~ 3ヶ月の経験が必要になりますし、そこで達成できるのは「最低限の客室清掃業務」なので、より清掃の品質や生産性を高めていったり、通常の客室清掃以外の作業も担当していくには、より長い期間の経験が必要になります。

それらの点から「客室清掃」は他のパート・アルバイトよりも、より経験が重宝される仕事である様にも感じています。全国と言わず「世界」でも可能な仕事かも知れません。