楽しくホテルの客室清掃・FIRE男のブログ (ホテせそ)

運動嫌いな僕にとってはジム代わりどころか、健康に身体を動かしてお金まで貰えてしまうのです。

「和気藹々」客室清掃やってます。

僕が働くホテルは地方の小都市にあるので、都市部と比べると、そもそもの雰囲気が「のんびり」しているのかも知れませんが、職場の雰囲気は、割合に和気藹々としています。働いているパートさんも地元に住む人が多いですし、長く勤めている人も多いので、段々にお互いに顔見知りで仲も良くなるのだと思います。

また「体力も必要だし時間にも追われる仕事をしている」という「大変さ」もお互いに共有しているので、そこには客室清掃員としての仲間意識も生まれます。

インターネットなどを見ていると「女性の多い職場」なので「雰囲気が良くない」「人間関係が陰湿」などのコメントも見かけるので残念に思うのですが「客室清掃だから」ではなく「そのホテル自体の職場環境の問題」だと思います。

ホテルの雰囲気というのは、客室清掃やフロントさんだけでなく全体を含めて、名の通り「支配人」の仕事ぶりによって作られているのだと思っています。従業員も含めたホテルの雰囲気が良くないのは「支配人」が良くないのです。

僕の働くホテルは、近隣の企業のオフィスや工場への出張で訪れるビジネスパーソンか、地元に家族や親類の集まりなどで訪れる人々、その他、終電を逃してしまったりなど、何かしらの日々の暮らしの必要性の中から利用されるお客様がほとんどです。

逆に、観光目的やインバウンドのお客様は少なく「非常識」な部屋の使い方をされる方は極めて稀だったりもするので、その点でも、少々のんびりなのかも知れません。お部屋を常識を逸脱する状態まで汚されてしまうと、清掃にもかなりの時間が掛かりますし、割り当ての部屋数が時間内に終われない可能性も高くなります。

多少言葉が不自由でも可能な仕事ですから、小さな街のホテルですが外国人の客室清掃員の方も数名いらっしゃって、なかなかに国際的な環境の中、和やかな雰囲気の中で仕事が出来ています。僕が手こずっていたりすると外国人のベテランさんが、声をかけてくれてベッドを手伝ってくれたりします。

都市部のホテルでは「自分の仕事だけ終われば良い」と割り切って「人を手伝うなんて損」といったドライな考え方の人も多い様なイメージもありますが、僕のホテルでは「支配人を筆頭にメイクさんもフロントさんもメンテナンスさんもモーニングさんも従業員全員でホテル運営をしている」という文化が醸成されていて、社員だけではなくパートリーダーさんにまで浸透しているので、全員ではありませんが、僕たちパート従業員も互いに助け合う文化を自然と大切にしている様に思います。