客室清掃の仕事では、動線を効率化して無駄な動きをしない、が時間内に清掃を完了するためにも重要なのですが、実のところ最後は「エイヤっ」と気力と体力で終わらせなければいけない場合は、まあまああります。
担当部屋が、1フロアであれば効率的な動線や作業手順も確立できるのですが、僕のホテルでは、その日、出勤してみないと自分の担当部屋の配室がわかりません。2~3フロアに跨ることもありますし、全てがチェックアウトの部屋でもなく各フロアで連泊の部屋も担当します。
そうすると全てが全ての作業において最短の動線ともなりませんし、必要な持ち物、備品を忘れてしまい、行ったり来たりになる事もあります。それをアレコレと考えてまごつく位なら、廊下を小走りしてでも「エイヤっ」と済ませてしまった方が、結果的に時間の短縮に繋がったりします。
ただでさえ、体力的には疲れる仕事なのに、少しでも負担を軽減するために、出来るだけ頭も使ってスマートに動かずに仕事を終えたいのですが、それには長い経験が必要な様で、まだまだ僕には無駄な動きも多く残ります。
なかなか頭デッカチばかりでも仕事は終わらず、結局「気合いと根性かい！」と思いながら悲しい気持ちになっている時もありますが、色々な部屋割りを経験する事で、徐々に効率的に作業を終えられる最短距離も身についてくると思いますので、焦らずに少しずつ改善できれば良いと思っています。
