楽しくホテルの客室清掃・FIRE男のブログ (ホテせそ)

運動嫌いな僕にとってはジム代わりどころか、健康に身体を動かしてお金まで貰えてしまうのです。

ベッドメイクを制す。

「ベッドメイクを制する者は客室清掃を制す」です。

客室清掃の仕事で語られがちな「時間無い問題」を解決するためにも、ベッドメイクの作業時間を短縮する事が一番の近道です。ベッドメイクは日常生活の中ではそれほど経験できる事ではありませんし、新人さんとベテランさんで一番差がある作業がこのベッドメイクです。

客室清掃の約半分は、僕のホテルでは「剥がし」と呼んでいる使用済みリネンやゴミの回収作業とバスルーム清掃になり、残りの半分の時間でベッドメイクと最後の客室のセッティングに時間を割く感じの時間割になります。

バスルームの清掃や掃除機掛け、その他備品などの清掃は、ベテランさんならではの工夫はもちろんありますが、誰がやっても時間がなくなるほど圧迫する作業でもなく、誰がやってもそれほどの差はありません。頑張って効率を上げても精々一部屋あたり数分が限度だと思います。

しかしベッドメイクに関しては、僕も仕事を始めた当初は、ベッド1台当たり15分くらい掛かっていました。どんなに頑張ってもこれでは、1時間で4台組むのが精一杯です。ベッドは部屋に入ってまず目に付く所ですから、シワの無い様に美しさの品質も問われますので、気を使いますし、最初は何度も手直ししながら仕上げる事になりますので、どうしても時間がかかります。

もし、この作業が1台あたり5分程度まで短縮できれば、3倍の生産性アップが見込めますので、大きな時間短縮に繋がります。

ベッドメイクについては、もちろん各ホテルで方法を教えてくれますし、Youtubeなどには多くの動画も掲載されています。シーツの張り方やデュべ(掛け布団)カバーへの入れ方などは丁寧に説明されているのですが、それらの作業を「いかに早く行うか」については、なかなか説明がされていません。

(細かい気になる部分は置いておいて)スピードという点では、動画内の音声から外国の方の様ですが、僕は以下の動画が参考になりました。なんと2分です。

www.youtube.com

これくらいでベッドメイクが完了できると10 ~ 12部屋とか余裕で終わります。動画では、掛け布団の壁側は首元と足元をマットレスに挟み込んでいる様に見えますが、そこは寝心地にも少々影響があり、ホテル毎に決まりがあると思いますので、確認してみてください。