楽しくホテルの客室清掃・FIRE男のブログ (ホテせそ)

運動嫌いな僕にとってはジム代わりどころか、健康に身体を動かしてお金まで貰えてしまうのです。

客室清掃を始めて一番辛かった頃。

客室清掃の仕事を始めてから慣れるまで、僕は1月半程掛かりましたが、一番辛かったのは8 ~ 9室程の部屋数を担当していた頃だった様に思います。

8部屋までは、割とスムーズに部屋数が増えても何とか時間内にこなせていたのですが、8部屋、9部屋の時には定時には終わらず、10分 ~ 15分くらいの時間オーバーになってしまい、客室清掃責任者(チーフ)がフォローしてくれたり、ベテランさんがサッとフォローに入ってくれたりして、乗り切りました。

ここの原因は、何と言っても「ベッドメイクにかかる時間」でした。この頃で1台のベッドメイクに10分程度は要していた様に思います。とは言え、どうしてもこの程度の時間は掛かってしまい、なかなか早くする術も見つけられませんでした。

そのため、ベッドメイクに時間を掛けられる様に、その他の作業の時間を短縮する事を試みるのですが、剥がしにしても、バスルームにしても掃除機掛けにしても、それほど大幅な時間が短縮できる余地も無く、気持ちばかりが焦っていた様に思います。

日によっては、ステイ部屋とアウトの部屋が混合していたりすると、段取りが少々入り組んだりして「プチパニック!」に陥ったり「これ終わるのか・・・」と途方に暮れたりしていました。

何とか、他の方からのヘルプなく5分オーバー位で終わる様になるとチーフもそのままにしてくれる様になったので、後は何とかベッドメイクの時間を短縮する様に訓練しかありませんでした。

あれやこれやと試行錯誤している間に、少しデュべ(掛け布団カバー)の手順を変えてみたら、段々と要領を得たのか「あれ、時間に余裕が」となる事が増えてきました。そこからは、徐々に不安な気持ちも消え、10部屋、11部屋と再び担当部屋数を増やす事が出来る様になり、遂には一人前の12部屋も時間内にこなせる様になりました。

僕は、長い間、体を動かして来なかったオジサンなので、途中で疲れてしまって息切れする様にベッドメイクに時間が掛かっていた部分もあります。若い方や肉体労働に慣れている方であれば、手捌きに頼らずとも体力でガンガン行ければそれはそれで時間もかからずに苦労は無いのかもしれません。

人によってもこれらの「壁」が訪れるタイミングも異なるかも知れませんが、僕の場合は、8部屋程度が最初の壁でした。やっていれば超えられるので、ちょっとだけ踏ん張って見てください。