楽しくホテルの客室清掃・FIRE男のブログ (ホテせそ)

運動嫌いな僕にとってはジム代わりどころか、健康に身体を動かしてお金まで貰えてしまうのです。

客室清掃は「きつい?」のか。

個人的には、正直、どんな仕事でも大変な部分はあり「きつい」ので・・・期待値次第かな、とは思います。何を「きつい」と感じるかは人それぞれな様にも思います。

そうは言ってもなので、少し細かく見ていきます。

肉体的な部分ですが、確かにずっと動いていますので、仕事が終わると足は疲れます。また、中腰の姿勢となる事も多いので、腰へも負担があります。僕がこの仕事を始めた時は「接客なし、身体を動かす」が2大テーマだったので、肉体的な部分が「きつい」は想定内でした。ですが、2連勤の後は必ずお休みがありますし、疲労した部分の身体のケアは充分に出来ます。

多分、多くの方がこの仕事を「きつい」と感じるのは、時間内に決められた部屋数の清掃を完了させる、というその「プレッシャー」だと想像します。

そこは僕も当初感じる場面が多かったですし「これ、今日終わるのかな」と思いながらベッドを組んでいたり、時計と睨めっこしながら「後、何部屋終わらないと」と思いながら焦りながら手を動かしていましたが、そこはある意味、開き直っていました。

一瞬の閃きなどで解決する仕事ではありませんから、物理的に終わらないものは終わらない仕事ですし、時間をオーバーしてしまったら残業してでも終わらせれば良いかな、と仕事としての責任だけは果たす事を心がけていました。

ただ、特に研修期間中の残業代支払いは会社的にもハードルが高い様で、間に合わない様だと察知すると、図ったように客室清掃責任者(チーフ)が現れて、手伝ってくれたり肩代わりして「タイムカード押して来て」などとフォローしてくれました。もちろん次回は間に合う様にと僕自身も工夫や努力を重ねるのですが、その様な時間も過ごしながら、次第に手際に無駄がなくなり、生産性が上がっていきました。

環境にもよるかとは思いますが「1人でその時の実力(手捌き)以上の部屋数をこなす必要はない」と思っていますし、僕のホテルは、担当部屋の清掃があまりに早く終わってしまったベテランさんなどが声を掛けてくれて助けてくれます。その時には、甘え過ぎない程度に、終わりしなに残っている1部屋のヘルプをお願いしています。

ホテル内は綺麗ですし空調もありますので、僕自身は「きつい」仕事だとは思いません。ランチタイムの飲食店の様な突発的な波を捌く方が僕にはストレスですし、油っぽいのも苦手です。

僕のホテルでは、客室清掃の方法は事細かに決められていますが、その順序や手順については、ある程度「その人のやり易いやり方」で進めることが許容されているので、マイペースに進められる点も気に入っています。

ベテランパートさんの手順なども教えてもらいながら、自分のやり方に落とし込んでみたりすると、また、時間が短縮されたりして、新たな発見があります。