楽しくホテルの客室清掃・FIRE男のブログ (ホテせそ)

運動嫌いな僕にとってはジム代わりどころか、健康に身体を動かしてお金まで貰えてしまうのです。

「前傾はNG」「膝を使って」体を守る。

客室清掃の仕事は、兎角、腰と足に負担の多い仕事です。やっていくうちに多少はこれらの関節周辺の筋肉も鍛えられて行くのだとは思うのですが、四半世紀程ずっとデスクワークでメタボったオジサンには、最初の肉体的な負担は大きなものでした。

「このままでは、身体を痛めてしまう」と危機感を覚えたのは、開始から2-3日目の研修中です。それから、腰に負担を掛けない様な工夫を探りながら、作業の際に意識をして仕事をする様になりました。

何しろ「前傾はNG」なのですが、分かっていても知らず知らずの間に前傾になってアレコレと作業をしてしまうのです。特に面倒がったり、焦っていたりすると前傾になりがちです。

気づく度に「膝を曲げて屈んで作業する」「ベッド奥のリネンは腰を伸ばして手元に引き寄せる」を意識してなるべく前傾姿勢にならないように気を配りながら作業しました。ただでさえ時間が無いのに、こんな事を考えながら作業をしていては余計に時間が足りません。

ですが、身体が資本の仕事をしていて身体を痛めてしまったら商売上がったりなので、ここは「時間の掛かる研修の身だからこそ」敢えて身体を大事に作業をする事にしました。

訓練ですね。

何度も何度も意識して同じ作業を繰り返していれば、段々と腰への負担も減って、鍛えられたのもあるとは思うのですが、以前は仕事が終わるとバキバキだった足腰も、それほどの負担を感じる事もなくなりました。

逆に無理を押して前傾姿勢のまま「早く終わらせないと」と頑張っていたら、未だに腰に苦痛を抱えて、慢性的な症状になってしまったりしたかも知れません。仕事の初期の頃から、時間が掛かってもある意味「正しい姿勢」というか、出来るだけ身体に負担の無い姿勢で作業が進められる様に工夫してみてください。

長い目で見るとその方が断然に有益だと思います。