楽しくホテルの客室清掃・FIRE男のブログ (ホテせそ)

運動嫌いな僕にとってはジム代わりどころか、健康に身体を動かしてお金まで貰えてしまうのです。

身体が「習慣」になるまで3ヶ月。

僕は、アラフィフで客室清掃のパートを始めたオジサンでして、その前はホワイトカラーの会社員だったのですが、コロナ禍中は完全在宅のリモート勤務で、3年間程ほぼ通勤も無い状態のまま、会社を去りました。

何しろとにかく運動が嫌いな僕は、お金を払ってジムに行くとかは正気の沙汰とは思えないので、若い頃はまだ平気だったのですが、40代後半からは典型的なメタボ状態で、健康診断でも引っかる事が顕著になっていました。

FIRE暮らしを始めるべく会社を辞めたのですが、今まで払っていた雇用保険からの失業手当や、やりたい事はやれているもののどうしても午後の数時間は時間を持て余してしまっていた事、昨年の年収で算出される国民健康保険料の額に驚いたりした事から、世の中には本当に色々な仕事があるし、フルタイムで働く気は無いものの、新しいチャレンジにもなるので、パートタイムの仕事を始めました。

せっかくなので、これから年齢も上がるばかりですし、今までの健康不安を解消できる様に身体を動かす仕事を探しました。会社員時代は管理職だった事もあり、人間関係の煩わしさに辟易していたので、会社員を辞めてまでモンスターカスタマーなどに悩まされるのは嫌だったので、接客業などの面倒な人間関係が発生する仕事は避けた結果、客室清掃に落ち着きました。

しかし、飲食チェーン店やスーパーの品出しなども立ち仕事であったり力仕事であったりすると思うのですが、客室清掃もかなりの体力仕事です。今までろくに運動もしてこなかったオジサンには新鮮でもありながら、勤務時間中ずっと動き続ける業務は、とてもしんどいものです。

最初の頃は、部屋数もそれほど多くなかったので平気だったのですが、8室を超えたあたりから、途中で息切れして後半のベッドメイクも、かなりスピードが落ちてしまいます。が、ベッドメイクで時間を稼がないとなかなか時間通りに全てを終えるのも難しくなるジレンマを乗り越えるのは、なかなかに大変だった様に思います。

結局、完全に身体が慣れて12室でも息切れせずに終われる様になったのは、仕事を始めてから3ヶ月が終わろうとしていた頃だった様に思います。3日、 3週間、3ヶ月と言われる様に、身体が習慣として受け入れるまでには、相応に時間がかかりました。

一度、慣れてしまえば、それほどバテる事もなくなりますが、それまでの少しの間は、仕事終わりや休日のケアが必要になり、疲れてやりたい事が出来ない日もあるかもしれませんが、乗り越えるまでの辛抱です。

普段から身体を動かしている人や若くて体力がある人は、僕ほどの苦労はないと思います。